今回はパリのレンタルサイクルサービス、ヴェリブのデメリット特集になります。
パリの交通事情を革命的に変貌させた事業ではありますが、慣れない観光客にはデメリットが多かったのでご紹介します。
是非最後まで読んでみてくださいね!
ヴェリブについてはこちらの記事で料金や使い方をしっかり解説しています。
デメリット以外にも知りたい方は是非読んでみてください!
乗りたいときに乗れない
私が最もデメリットだと感じたのは、乗りたいときに自転車が無い問題です。
お金を払っているのに自転車が1台も残っていないのは非常に困りました。
朝は郊外の自転車がほとんどなくなり、人気スポットのセーヌ川近辺に溢れます。
日本の満員電車と同じことです。
夜は逆にセーヌ川近辺から自転車が無くなり、郊外に溢れます。
さっきまであんなにあったのに!って驚きました。
ヴェリブの自転車スタンドは300mくらい歩けば次のスタンドエリアが見つかるのですが、5か所周っても自転車は見つからなくて絶望しました。
返したいときに返せない
借りたいときに借りられない問題の次は、返せない問題です(笑)
いやもうふざけんな!って話ですよ…まったく!
ヴェリブはスタンドにセットすることで返却になります。よって、スタンドに空きがないと返却にならず、料金が加算されていきます。
例えば通勤ラッシュの朝に運良く借りることができたとしても、中心地のセーヌ川近辺へ向かう際はスタンドが満車なので返却ができないということです。
乗る自転車が無いのも問題ですが、置き場がないのは本当に大変でした。ルーブル美術館に到着したのに周辺のスタンドが空いていないので、どんどんルーブル美術館から離れていくことになってしまいました。時間が経てば料金も上がりますし、歩く距離も長くなってつらかったです。
これは私が初心者だからではなく、パリの人々も困り果てていました。みんなイライラしてましたね(笑)
故障中の自転車がかなり多い
ヴェリブは残念ながら故障中の自転車がかなり多いのです。基本的に、サドルが後ろ向きになっている自転車は故障中の合図なので使えません。しかし、サドルが前向きでも故障している自転車は多かったです。
自転車不足の時間帯にやっと見つけた!よっしゃー!!!って飛び乗った自転車はほぼ100%壊れていました。
もう絶望です。
通常、故障している場合はIDやPASSを入力した際にモニターにメンテナンスの文字が表示されてレンタルできませんが、メンテナンスが出ずに乗り始めてから壊れていることに気づくことがありました。
もし1回利用でレンタルする場合は、壊れている自転車を選ぶと無駄になってしまうので要注意です。お金払っているのにこんなに故障中が多いのは残念でした(笑)
ヴェリブに限らず、壊れた自転車や電動キックボードを目の前にしながら困り果てているフランス人や観光客を何度も見ました。
正直、インフラとしては最低です(笑)
愛をこめてディスっています。
ゆっくり漕いでいると煽られる
これは私が悪いのですが、観光客としては急いで漕ぐのではなく、景色を楽しみながらゆっくり漕ぎたいわけですよ。
しかし現地のフランス人からすれば、また観光客がのんびりしやがって!って思われるわけです。
そりゃもうめちゃくちゃ煽られますよ。
知らない土地で煽り運転されたら泣きたくなりますよね。
とはいえ、急いでいる現地の人の気持ちも分かります。
いやでもそんなにゆっくりは漕いでいないのにな…
赤信号で止まっているだけなのに後ろから舌打ちされて横を強引に突破して信号無視されたくらいです。
縦横斜めの交差点が多く難しい
日本は十字路が多いですが、パリはこれに斜めが追加されます。
斜めに通る道が多く、道に迷いやすいですし、交差点を渡るのが難しいです。
地域によっては道幅が狭いところもあるので要注意です。
交通マナーが悪い人が多い
パリは交通ルールが厳しいにもかかわらず、マナーが非常に悪かったです。
歩行者は基本的に信号無視が当たり前で、自転車に乗っている人も信号は無視します。
信号が無いところでは車もかなり荒い運転で徐行せずに突っ込んできます(笑)
なぜ事故が起きないのか不思議なくらいでした。
パリの歩道は 自転車の走行は禁止です。歩道を走った場合、罰金を取られます。自転車は車道の右側を走るよう義務付けられていて、自転車専用道路が設けられている場合もありますが、バスと共用の場合が多く、バスが並走するとちょっと怖いです。
個人的な感想
個人的には、旅行中の移動を全てヴェリブにするのは絶対におすすめできません。
ヴェリブのスタンドが無いところには駐輪できないので、行った先で迷走してしまうことが多々ありました。
しかし、午前中セーヌ川やエッフェル塔周辺をサイクリングしたいな~くらいの感覚であればおすすめです。
やはりパリは街並みがとても美しいので、地下鉄で移動するのはもったいないです。
サイクリングしていたから見つけることができたお店やマルシェは多く、ワクワクしました。
なにより、現地の人のようにパリを楽しむことができるのは最高です!
パリでレンタル自転車ヴェリブを利用しました!道路が整備されていて車道より自転車専用道路の方が大きいところもあるくらい(1枚目)。地下鉄移動だと景色見えないし、バスより楽しかったです! pic.twitter.com/rcnWxrqd3b
— ダックス🐶旅×ホテル好き (@33minus33) September 1, 2022
まとめ
いかがでしたか?
デメリットは多いですが、分かっていれば対処できると思います。
是非サイクリングを楽しんでくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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