【THE Room】ANAのビジネスクラス個室シートのザルーム搭乗記!就航路線やアメニティをご紹介!

今回はANAのビジネスクラス新型シートTHE Roomに乗ってきました!
まだまだ就航路線が少ないのでどの便に乗ればよいか、ぶっちゃけ乗る価値があるのかなど書いています。
想像以上にワクワクする空の旅となりましたので、是非最後までご覧ください。

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THE Roomとは

THE Roomっていったいなんやねん!って方のために簡単にご紹介します。
2019年8月頃から成田―ロンドン線で導入が開始された、ANAの新しいビジネスクラスです。
その名の通り、個室になっているのが大きな特徴。


個室って憧れませんか?ファーストクラスみたいですよね。
その他の特徴もまとめてみました。

  • ANA初のドア付き個室型シート
  • 全席通路側
  • 世界最大級のシート幅
  • 中央席はペアシート利用可能
  • 24インチの大型モニター
  • 逆向きシートあり
  • フルフラットシートで爆睡可能
  • 客室監修は隈健吾さん

出た~!隈健吾!ラグジュアリー系のデザイン、最近はなんでも隈健吾さんな気がします(笑)
確か新しいANAラウンジも隈健吾さんのデザインと発表されていました。
ちなみに私の大好きな高級ホテル、エディション虎ノ門も隈健吾さんのデザインです。

1人で利用するなら窓際席も良いですが、中央席は真ん中のパーテーションを下げればペアシートにできます。
プライベート空間で会話が楽しめるのはGoodですね!


画面は24インチの超大型モニターです。
まるで映画館のようでした!

スターウォーズの名シーンも大画面で楽しむことができました!
このシーンつらいよな~
衝撃的すぎる…

THE Roomの就航路線

THE Roomの就航路線は現在3都市のみです。
※スケジュールや機材計画は変化していきますので、最新の情報はANA公式サイトを確認してください。

①羽田=ロンドン

今回私が利用させていただいたロンドン便です。
往路NH211と復路NH212にTHE Roomの飛行機が使用されています。
私が乗った時期は隔日だったので、THE Roomではない日もありました。
THE Room便だとしても、当日に整備トラブルなどで急な機材変更になってしまうこともあるので、運次第ですね。

ちなみにANAの飛行機に搭乗するときに流れている名曲『Another Sky』を作曲した葉加瀬太郎さんはロンドン在住なので、仕事で日本に行くときはこのTHE Roomを乗ることが多いそうです。ライブのMCでTHE Roomは良いですよね~と話していました。実は私がTHE Roomを知ったきっかけは葉加瀬太郎さんのこのMCでした。

②羽田・成田=ニューヨーク

羽田発往路NH110、羽田着復路NH109、成田発往路NH10、成田着復路NH9に採用されています。
ニューヨーク路線は著名人が乗ることが多く、THE Roomを大絶賛しています。

③羽田=フランクフルト

ニューヨーク、ロンドンに続いて就航が始まったのがドイツのフランクフルトです。
フランクフルトといえばルフトハンザ航空という巨大な航空会社がいて、ヨーロッパで最大のスターアライアンスの拠点空港となっています。ANA便からヨーロッパの各地に乗り継ぎをするには、利便性が最も高いです。ロンドンやニューヨークはその都市そのものが目的地になりますが、経由地としても使いやすい都市への新型シート導入は嬉しい人も多いのではないでしょうか。

④羽田・成田=シカゴ

2022年10月から運航予定です。
ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ第3の都市ですね。
ビジネス出張が多い路線だと思います。

THE Roomの飛行機の機体番号

2022年9月現在にTHE Room仕様が確認されている飛行機は以下の通りです。
ちなみに、飛行機はそれぞれに番号が付いています。
以下はその機番です。

  • JA784A
  • JA785A
  • JA788A
  • JA793A
  • JA794A
  • JA795A
  • JA796A
  • JA797A
  • JA798A


飛行機に詳しい人には言うまでもないかもしれませんが、THE Roomはボーイング777-300ERという機材に採用されています。
全ての番号が7から始まっていますよね。これがB777って意味です。
ヨーロッパやアメリカ路線はB777の他にB787等の違う飛行機も飛んでいるので、もし違う飛行機に当たってしまったらTHE Roomは楽しめません。(B787も素晴らしい飛行機なんですけどね!笑)
また、現時点ではB777が全てTHE Roomというわけでもないので要注意です。

実はTHE Roomは、これらの飛行機を購入したときからある座席ではありません。古いシートからTHE Roomへ改修しています。よって今後もTHE Room採用のB777は増えていく可能性が高いです。もしかしたらB787などの違う飛行機にも採用されるかもしれませんね!

THE Roomの便か確認する方法

重ね重ね恐縮ですが、どんなに狙っていても機材変更で乗れないことはあります。
しかし、予約の時点でTHE Roomが運航予定かどうかは公式サイトで確認することができるんです。

ANA公式サイトの航空券の検索で搭乗路線を調べると以下の画面が出ます。

引用:ANA公式サイト

スマホだとこんな感じです。

引用:ANA公式サイト

赤く丸をしましたが、そこにTHE Roomと書いてありますよね!
これがTHE Roomであることの印です。
それにしても、片道120万円は高額ですね…(笑)

THE Roomのシート

前置きが長くなってしまいましたが、THE Roomのシートをご紹介します!

上から見るとこんな感じで、完全に個室になっているのが分かると思います。
ネットカフェの個室みたいな感じですね。

窓側席はこの個室が単独で並んでいますが、中央席は並んでいます。
下の画像をご覧ください。
左は真ん中のパーテーションを下げた状態、右はパーテーションを上げた状態です。
食事の時にパートナーと会話を楽しむことができるのはとても便利でした!

パーテーションは上部にあるこちらのスイッチで電動で動かすことができました。
押したつもりが無くても触れてしまって動いてしまうこともありました(笑)


1人で乗った場合は知らない人が隣なので、うっかりパーテーションを下げたら気まずそうですね(笑)

でも恋が始まりそうです。

左右の席が鏡に映したようになっているので、距離感はかなり近いです。
とても会話しやすかったです。

少し上から見るとこんな感じです。
狭い機内に個室が並んでいるのは圧巻でした。

実はこれ、後ろ向きなんです!!!
背中側が進行方向なんて電車以外で初めて体験しました。
酔いやすい人は酔ってしまうかもしれません。
とはいえ、違和感は離陸時くらいで、上空では違和感はありませんでした。

公式サイトの図で見るとこんな感じです。
座席が交互になっています。
国際線機材なのでビジネスクラスの量が多くて驚きますよね。

引用:ANA公式サイト

画面は24インチの大型モニターです。

通路側はこんな感じで扉が左右で分かれています。

こちらの扉は閉めるときは自動なのですが、開けるときは手動です。
これがちょっと硬かったです。たまたまかな?

2つの扉の間には隙間があるので、完全な密室にはなりません。
個人的にはちょっとこれが気になりました。

扉のスイッチはこんな感じ。一方向にしかないのが分かると思います。

座席は2人で座れそうなくらいの横幅です。

リクライニングは完全に倒してフルフラットにすることが可能です。
もはや完全にベッドでした。

身長180センチの私でもご覧の通り余裕があります。

身長180センチは大嘘です。すみません。
とはいえ、大柄な外国人でも爆睡できていたので、広さは大満足だと思います。

足元はこんな感じです。

リクライニングは右のスイッチで自由に変えることができます。

モニターは左のリモコンで操作が可能です。
もちろんモニターもタッチパネルになっています。

モニターの横の棚を開けるとこんな感じで鏡があります。
下では充電できるようになっていました。

スマホの充電は座っているところにもあります。
長時間のフライトなので助かりますね!

全てにおいて最高級のシートだと思いました。
もはやファーストクラスです。

THE Roomのアメニティ

ビジネスクラスはアメニティも充実しています。
まずはアメニティキットです。
120年以上の歴史を持つ英国グローブ・トロッターのアメニティポーチに、日本のコスメティックブランドであるSHIROの人気アイテム、携帯に便利なサイズのミストタイプの化粧水と、乾燥しやすい唇に潤いを与えるリップバームのセットです。

中を開けるとANAのロゴがあります。
デザインは日本らしさとANAらしさが感じられて素敵です。

SHIROのゆずフェイスミストとゆずリップバームです。
ゆずってのが最高ですね。

SHIROは日本の若者の間で人気のコスメブランドです。
10代~20代前半から人気のイメージなので、ビジネスクラスに乗るような人は知らない人が多いのではないでしょうか。
ちなみに私はSHIROの香水が好きでいくつか使ったことがあります。
とてもおすすめです!

枕はこんな感じ。
羽毛とウレタンの二層構造になっていて、ふわふわな感触が素晴らしかったです。
持って帰りたい…

毛布も快適でした。

こちらはベッドパッドです。
めんどくさくて使いませんでしたが、使った同行者は全然違ったよ!と言っていました。
雲のような寝心地だそうです。

スリッパ!これは助かりますよね。
10時間以上のフライト、ずっと靴を履いているのは疲れますからね。

耳栓もあります。
個室なので他人の音はそこまで気になりませんが、飛行機なので少しうるさいです。

寝る前に歯ブラシできるのが助かりました。
トイレにはマウスウォッシュもあるのでスッキリできます。

アイマスクも最高級でしたw

ヘッドホンは天下のSONY製!
ノイズキャンセリング機能付きなので他の音を遮断してくれます。
持って帰りたくなってしまいますね(笑)

THE Roomの機内食

お待ちかねの機内食です!

まず初めに大事なことをお伝えします。
ヨーロッパ路線は食事が2回あります!!!
常識ですか?(笑)
私はビジネスクラスどころか国際線もなかなか乗る機会が無いので、機内食は1回だと思っていました。

1回目の食事

1回目の食事は離陸してから1時間くらいで案内が始まったと思います。

さて、まずは前菜からです。
これが美味しかったな~~~!

お次はこちら。
美味しかったです。

オリーブオイル可愛すぎません???

きました!こちらがメインです!
上空で最高級のステーキをいただけるのは幸福の極みです。
ちなみに洋食なので本来はブレッドですが、ご飯とお味噌汁に変更できます。

ご覧ください!
輝いております。

普段、すき家の牛丼しか食べていない私には食べ方すら分かりません。

ちなみに洋食は魚料理も選べました。
魚料理はこんな感じです。
中央席ならパートナーと食事をシェアしたり会話を楽しめるので良かったです。

間食

10時間以上のフライトですから、お腹はすきます。
そんな時に注文できるご飯があるのです!!!

まずはかつ丼!
こーゆーのでいいんだよ、こーゆーので。

サンドイッチとヨーグルト。
こちらも美味しかったです。

フルーツとアイス!
絶対高いフルーツです。

一風堂の味噌ラーメンも食べることができます。
これが本当に美味しかった!おすすめです!

なぜ私がこんなに狂ったように食べたかって?
もちろんお腹が減っていたからですが、2回目の食事があるなんて知らなかったからです(笑)

2回目の食事

お腹いっぱいだ~到着まであと2時間くらいだし寝るか!って思ったら2回目の食事の案内が来ました。
ドッキリかと思いました。
もう入らないよ…

とはいうものの、この和食が一番おいしかったです。

THE Roomのみんなの感想

ここからはみんなの感想を見てみましょう!!!

やはり急な機材変更で乗れなくなってしまった人もいますね…
こればかりは仕方ないです。

個人的な満足度は98点です!!!
正規料金はかなり高額ですが、この満足度は唯一無二でした。
減点の理由は、通路側の扉に隙間があって少し気になること。


あとは、外から見えなくなっているのでこちらからCAさんを呼ばないとなかなかサービスを受けることができない点です。
個室なんで仕方ないですが、他のシートだと何も言わなくても察してくれますが、個室だとそれは難しくなってしまいます。
全然呼び出していいのだと思いますが、ちょっと申し訳なく思ってしまうのです…(笑)


とはいえ、CAさんを呼ぶと待ってました!!!って勢いで来てくれて、いろいろおすすめしてくれるので接客に関しては120点でした!
もうエコノミークラスには乗れなくなってしまいそうです…😂

THE Room導入の舞台裏

先ほど少し触れましたが、THE RoomはB777-300ERを購入したときからある座席ではありません。古いシートからTHE Roomへ改修しています。こんな個室をどうやって導入したのか気になる方も多いのではないでしょうか。

なんと!!!
Youtubeで公開されていました!

興味のある方は是非見てみてください。
裏側を知っているとさらに感動しながら乗ることができると思います。

まとめ

いかがでしたか?
是非THE Room狙ってみてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

空の個室の旅の次は電車の個室の旅はいかがですか?
サフィール踊り子は個室を取るのが大変ですが、とってもおすすめです。

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