埼玉県は車なしでも生活できるの?車は必要?車社会?

埼玉県は車なしでも生活ができるのかという疑問を解決したいと思います。
都内からの移住を考えている人や転勤、進学先が埼玉の人の役に立てれば幸いです。

埼玉県は車社会である

まず結論から言うと、埼玉県は車社会です。
ほとんどの地域が、車を持っていることを前提に社会が発達しています。
駅前より国道沿いのほうがお店が多いのです。
しかし同時に鉄道も発達しているため住む地域を間違えなければ、車がなくても十分生活することができます。
もちろん、車があれば行動範囲が広がりますし、生活が非常に楽になります。
しかし、車の維持費はかなりかかるので、あえて車を持たない選択もありだと思います。

埼玉県で車がいらない地域

どうしても車を購入する費用がない人や、免許を持っていない人は車が不要な地域に必ず住みましょう。
基本的に車が不要な地域は埼玉県の南部です。
代表的なおすすめ地域をご紹介します。

さいたま市

さいたま市は、埼玉県の中でも圧倒的に経済が発展した中心地です。
県庁所在地ですし、さいたまスーパーアリーナや埼玉スタジアム2002などの施設もあり、人が集まる地域です。
近年の住みたい街ランキングでも大宮や浦和は上位にランクインしています。
商業施設が一定の間隔であるため生活には全く困りません。
特に与野本町駅付近は、駅下がショッピングモールのようになっているため、生活用品はそれなりに揃いますし外食チェーン店やカフェ、定食屋なども数たくさんあるので非常に住みやすいです。
また、駅付近には消防署や市役所、平日急患などの病院もあるので安心して生活できます。
都心に近いこともメリットだと思います。電車で最短30分くらいで池袋に行けるのでとても便利です。浦和は学業にとても力をいれているので、子どもの進学塾率や学校も素敵なところが多い。
自然がかなり残っているので大きな公園や緑がたくさんあり、休日子どもを連れて息抜きできます。
中学卒業前まで医療費の助成制度があるので、子育て世代にとってもいいと思います。
さいたま市と言っても、大宮市と浦和市と与野市が合併してできた大きな市なので、全ての地域が車不要というわけではありません。駅近に住むのは必須です。駅近に住むと家賃が少し上がってしまいますが、車を所有する維持費を考えると圧倒的に安いと言えます。

川口市

川口駅は「本当に住みやすい街大賞」で、2020~2021年の2年連続1位を受賞した街です。住みたい街と住みやすい街は異なるということですね(笑)
街全体の再開発が進んでいて、大型商業施設やタワーマンションが建ち並んでいます。公園や川などの自然も豊富なので、一人暮らし~ファミリーまで幅広い層におすすめできます。荒川を越えればすぐ東京都内と非常に近く、上野や東京駅まで乗換なしで行けます。市内を走る路線バスも充実していて、車がなくても生活しやすいです。
ただし治安が微妙なため、セキュリティの高い物件を選び、日頃から防犯意識を高く持つことが必要です。

和光市

和光市は、2008年の東京メトロ副都心線の開通を機に、ベッドタウンとして注目を集めるようになった街です。2013年に副都心線と東急東横線・みなとみらい線の相互直通運転がスタートしたことで、中目黒や代官山、自由が丘などのオシャレタウンや、横浜方面へも乗り換え無しでアクセス可能となっています。有楽町線・副都心線は和光市が始発駅のため、朝の通勤ラッシュ時であっても少し並べば座って都心に通うことができます。

戸田市

戸田駅周辺は、都内で働いている人のベッドタウンとして人気がある街です。
駅直結の「サミットストア」を始め、いくつもスーパーがあるのも魅力です。離れた場所にも「イトーヨーカドー」などがあるため、買い物で困ることはありません。
JR埼京線の快速が停まるため、乗り換えなしで、池袋駅に約21分、新宿駅に約27分で行けます。駅周辺は、都内で働いている人のベッドタウンとして人気がある街です。駅直結の「サミットストア」を始め、いくつもスーパーがあるのも魅力です。離れた場所にも「イトーヨーカドー」などがあるため、買い物で困ることはありません。JR埼京線の快速が停まるため、乗り換えなしで、池袋駅に約21分、新宿駅に約27分で行けます。

川越市

中心部に複数駅があり東武東上線、副都心線、八高線、埼京線、西武線など複数の電車が使えるのが魅力的です。都心にアクセスしやすく、市内も活気があり、歴史的な文化も多いです。都会的な雰囲気と田園の雰囲気の丁度中間にあって、バランスのとれた地域と言えるでしょう。

所沢市

所沢駅周辺は、買い物環境に優れたベッドタウンです。駅直結の商業施設や、商店街があり買い物に困ることはありません。
電車は2路線使えて換なしで新宿や池袋まで出られます。バスも充実しているので、市内の移動もしやすいです。
駅周辺は再開発によりタワーマンションが建ち並んでいて、今後も再開発によって栄えていくことが期待されています。駅から離れると、戸建てや低層マンションが多い閑静な住宅街です。駅周辺は栄えているのでやや治安が心配ですが、基本的に閑静な住宅街で住みやすいです。

埼玉県で車がないと生活が厳しい地域

埼玉県で車がないと厳しい地域は主に北部です。
上尾や桶川より北部の地域は、駅前より県道沿いのほうが栄えています。逆に駅前は全く栄えていません。
基本的に埼玉県はどの地域も駅前より国道沿いが発達しています。
これらが車社会と言われる理由です。
いくら駅近に住んでも、大型スーパーやデパートが駅近にないので、生活するには不便だと思います。

埼玉県で車が便利な地域

逆に、埼玉県で車を持ちたい人が住むべき地域をご紹介します。
それはさいたま新都心や、与野、大宮、上尾、宮原付近です。
理由は与野ジャンクションが近いからです。
与野ジャンクションは首都高なので、ここから乗れば都内や神奈川まで定額で高速道路を利用できるのです。
高速道路にすぐに乗れるというのは、かなり便利ですよね。

都内から埼玉県に移り住むのは正解なのか

近年、東京都のマンション価格が上昇し2倍くらいの価格になってしまいました。
そこで、都心で高額なマンションを買うより埼玉県で戸建てを建てて、車を持つ生活にシフトする人が増えたのです。
具体的に例を出すと、都内6000万円だったマンションが8500万円まで上昇。埼玉県であれば中心地のさいたま市でも4000万円で庭付きの大きな家が建つので、半額以下で取得可能です。余ったお金で高級車を2台所有しても、余裕のある生活ができます。新型コロナウイルス感染拡大の影響でリモートワークが浸透したこともあり、会社の近くに住む必要もなくなりました。こうした理由で、埼玉県で戸建てを建てて車を所有する人が増えました。

しかし、この選択は正しいのでしょうか。
車を1台維持するために生涯かかる費用の合計は、約2000万円と言われています。
埼玉県で4人家族、通勤に車を使う場合はさらにもう1台必要になるかもしれません。
2台所有すればもっとお金は必要です。
さらに、車を運転できない子供たちは、通学のためにバスを利用したり親の送迎が必要になります。
これらを加味すると、埼玉の4000万円の戸建てを建てても+2000万円かかるので、6000万円くらいの駅近マンションを購入したほうがQOLが高いという意見があります。これらの考え方は、共働きが当たり前になった日本の新しい生き方としてファイナンシャルプランナーが近年唱えています。
とはいえ、近年のマンションはかなり値上がりしていますし、ウッドショックの影響もあって物件自体の質も下がってしまっているので、非常に難しい選択ですね。

まとめ

いかがでしたか?
埼玉県は車社会なので車があったほうが便利ですが、車がなくても住める所はあります。
とても住みやすい場所なので、是非埼玉県に住んでみてくださいね!

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