【富士登山】東洋館の宿泊記!富士山の頂上でご来光を見よう!山小屋の部屋や食事、トイレの感想!

今回は富士山の山小屋、東洋館の宿泊記です。
富士登山を考えている人は是非読んでみてください。

・富士山吉田口登山道にある
・富士山の山小屋ではトップクラスに綺麗
・七合目最後の山小屋
・標高3000m
・富士スバルライン五合目から徒歩3時間~4時間
・個室あり
・大広間無料WiFi完備
・予約必須

富士登山は山小屋に宿泊しないとダメなの?

富士登山は途中に山小屋に宿泊する方法と、休まず登ってそのまま下山する方法があります。
登山経験や富士山の登山経験が少ない人は、山小屋に宿泊することをおすすめします。
登山に慣れている人は弾丸登山でも楽しめると思いますが、初心者は極めて危険です。

富士登山で大切なことは、気圧に慣れることです。登っているうちにどんどん気圧が変化していくので、体が慣れずに高山病になってしまうことがあります。高山病になると登山どころではなくなってしまうので、山小屋で気圧に慣れることは重要です。想像してみてください。標高3000mで吐き気が止まらなくなって動けなくなることを。どうすることもできません。みんなで山頂ご来光を目標に登っていたのに、自分だけ高山病になってリタイア。みんなの登山もそこで終了になってしまいます。無理な登山は命を落とす可能性だってあるので甘く見てはいけません。山小屋に滞在して翌日の登頂やお鉢巡りのための体調を整えましょう!

山小屋に宿泊する人の基本的なスケジュールは以下の通りです。

【11:00】富士山五合目を出発
【15:00】山小屋に到着
【17:00】夕食
【18:00】就寝
【00:00】起床、出発
【04:00】山頂到着、ご来光
【05:00】下山出発
【09:00】富士山五合目に到着

ご来光を頂上で見るには、山小屋から山頂までを深夜に登る必要があります。
真っ暗の深夜に登山することは非常に危険で体力も必要です。
とはいえ、深夜登山にはメリットもあります。
それは星空観賞ができることと、夜景が楽しめることです。
いかがですか?こんな美しい夜景が富士山からは見ることができます。

山小屋も標高は非常に高く、素晴らしいご来光を見ることができるので、山小屋でご来光を見るのもおすすめです。
山小屋でご来光を見るのであれば、早朝4:00まで睡眠をとることができるので、体力も回復します。
どこでご来光を見るかで少しスケジュールが変わりますが、いずれにしても山小屋で休むことができるのは安全な登山には大切なことです。

東洋館の特徴

東洋館は富士山吉田口登山道の標高約3000mにあるとても綺麗な山小屋です。
ツアーガイドさん曰く、富士山で最も綺麗な山小屋だそう(個人の感想)
上り登山道の中間地点に位置し、高所の気圧調整に適しています。東洋館でゆっくり休憩して気圧に慣れれば、その後の登山も楽になるでしょう。
トイレや寝床もとても綺麗で、山の中にある山小屋とは思えない清潔感でした。
なるべく綺麗な場所で過ごしたい人におすすめです。
標高3000mですがwifiも完備されているので、通信も問題ありません。

東洋館の予約と料金

東洋館に限らず、富士山の山小屋は基本的に予約必須です。
東洋館は人気なので早めに予約することをおすすめします。
プランはシングルルームとプライベートルームから選択できます。

シングルルームの情報

チェックイン14時00分~18時00分
チェックアウト6時00分まで
お食事朝食あり ・夕食あり
料金12,100円~(大人1名様ご利用時、1室1名様あたり)
※料金は消費税込み価格です。
予約受付締切宿泊日当日の14時まで
プラン紹介2021年 新装オープン!「シングルルーム」
キャンセル規定21日前:20% / 14日前:30% / 7日前:50% / 前日:80% / 当日:100% / 不泊:100%

プライベートルームの情報

チェックイン14時00分~18時00分
チェックアウト6時00分まで
お食事朝食あり ・夕食あり
料金61,600円~(ルームチャージ)
※料金は消費税込み価格です。
予約受付締切宿泊日当日の14時まで
プラン紹介同居のご家族等にお勧めプラン
(ルームチャージ)=お食事付きルームチャージ
キャンセル規定30日前:10% / 21日前:20% / 14日前:30% / 7日前:50% / 前日:80% / 当日:100% / 不泊:100%

東洋館公式サイト予約ページ

東洋館の食事

食事の提供は17時頃でした。
その時間に間に合わなくても後ほど提供してくれます。

大広間にて宿泊者みんなで食事します。

食事の内容はけんちん汁の定食でした。
疲れ切っていたからか、美味しすぎて感動しました。

東洋館の夕食と言えばハンバーグ定食が有名なようで楽しみにしていたのですが、
私が宿泊したときはけんちん汁でした。温かくて嬉しかったですが!

デザートもあって、糖分が疲れた体を癒してくれました。

その他のドリンクなどは注文できますが、富士山価格です。

ご夕食〔 食堂 〕テーブル・椅子
【味噌けんちん汁定食】
味噌けんちん汁・ご飯・鶏つくね・漬物・羊羹・お茶

朝食は、夕食時に渡されます。
今回はお稲荷さんと卵焼き、梅干しでした。
深夜に山小屋を出て山頂でご来光を見る人は、頂上で食べるのが良いかもしれません。

東洋館のトイレ

食事の後にすぐトイレの話を出して申し訳ございません(笑)
しかし、富士登山においてトイレってかなり大切なポイントなんです。
富士山には要所要所に山小屋のトイレがありますが、有料です。
基本的に1回200円が多く、頂上は300円でした。
小銭はあらかじめ用意しておきましょうね。
登山をしていれば当然のどが渇きますので、たくさんの水を飲むと思います。
(当然ですが、水も高額です。)
飲めばトイレの回数も増えるのです。
宿泊中に何度もトイレにお金をかけるのは少しストレスだと思います。
この東洋館に宿泊すれば、最初の1回だけ200円を払えばその後は何度でも使い放題です(宿泊者のみ)
これはとてもありがたいですね。

トイレは山小屋とは思えないほど綺麗で清潔感がありました。

東洋館の部屋

東洋館は、通過する登山者全員が「綺麗~!ここ山小屋!?」と言ってしまうほど外観が綺麗な山小屋です。
ではお部屋はどうかと言うと、もちろん綺麗なのですが、寝るだけって考えると他の山小屋と大きな差は無いと感じました。
ご来光を頂上で見ないで山小屋で見る人は、山小屋の滞在時間が長いので綺麗な東洋館がピッタリだと思います。

東洋館のお部屋は2タイプから選ぶことができます。

シングルルーム

1人用のシングルベッドサイズです。W90cm×D210cmとなります。
カプセルホテルのように固定仕切板で仕切られているので、雑魚寝ではありません。
プライベート空間が保たれているのは良いですね。
入り口はカーテンで仕切られているので、音漏れはします。
ちょっとした荷物を漁る音やイビキが気になってしまうかもしれません。

荷物棚があり、寝袋・敷マット・ハンガー・コンセントがありました。
通常は枕も用意があるようですが、今回はありませんでした。
料金は1人12,100円~です。

プライベートルーム

広さ約6畳の完全個室タイプです。2〜4人用です。
各お部屋専用にライトとコンセントを完備しています。
家族で登る際は良いですね。
備品は同じで、寝袋・敷マット・ハンガーです。
​プライベートルーム専用の少し質の良い寝袋が用意されているそうです。
料金は1室あたり61,600円~です。

どちらの部屋もコンセントとミニライトがあります。
充電ができるのは嬉しいですね。

富士登山の体験記&宿泊記

ここからは富士登山の体験記をご紹介します。

新型コロナウイルス事情

今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で外国人が全くいない富士山でした。
日本人観光客も少なかったので、富士登山にしてはかなり空いている状態で楽しむことができました。
感染症が蔓延している中での登山はイメージが良くないかもしれませんが、登山前の体調確認や体温報告、山小屋の徹底した対策など、感染症対策はしっかりされていました。
登山客も常識的な人ばかりで、みんなマスクをつけていました。
高い標高でマスクをつけるのは大変でした(笑)

ルート選択とアクセス

私たちは初心者2名で登山しました。
初心者におすすめのコースは吉田ルートとのことなので、吉田ルートを選択し、東洋館を予約しました。
五合目までは車で登ることができるのですが、ハイシーズンだったので道路規制がありました。
規制中は富士吉田IC付近にある富士山パーキングに車を駐車し、五合目行きのシャトルバスに乗り換えます。
駐車場とシャトルバスは有料です。

富士山パーキングからの景色はこんな感じです。

到着した五合目はこちら。

登山開始~東洋館まで

五合目でしっかり準備運動して登山開始です。
なんだか五合目だけで楽しそうでした(笑)

登山客だけでなくデートできている人たちもいたので、意外とおすすめスポットかもしれません。

五合目から見上げる富士山はこんな感じ!
登り始めて気づいたのですが、富士山に登ってしまったら富士山を見ることはできないようです(そりゃそう)

最初は軽快に進むのですが、すぐに感じると思います。あ、きついって(笑)
登山って聞くと自然の中を歩くイメージがあるかもしれませんが、こんな緑があるのは最初だけです。

乗馬体験もできるそうですが、かなり高額とのこと(笑)
でも気持ちよさそうですね。

予約した東洋館という山小屋まではゆっくり登って2.5時間くらいでした。
もう少し1日目のうちに登っておきたかったなというのが正直な感想でした。
実際、翌日の登山はかなり大変でした(笑)
翌日は深夜0時に登山を開始して真っ暗の中、頂上を目指します。
ご来光を見たらそのまま下山しなくてはなりません。
真っ暗の中、登山をするのはかなり体力が必要です。

東洋館宿泊記

東洋館を選んだのは、一番綺麗で口コミが良かったからです。
コロナウイルスの影響で予約率は2割程度だったそうなので、ガラガラの富士山を体験できる貴重な期間でした。
まあ、ディズニーリゾートですらガラガラだったわけなので、富士山に人が集まるわけがないのですが(笑)

東洋館に到着後はお菓子を食べてのんびりしていました。
かなり満足感があって、明日ここでご来光を見て下山しよう!と本気で思いましたし、それでも全然よかったです(笑)
富士山には登りたいけど体力に自信ない人は、東洋館をゴールにするのも良いと思います。

ここから見える景色はこんな感じです!!!
美しい!大満足です!

私たちは飲み物やお菓子をたくさん持ってきていました(笑)
大正解だったので、是非たくさん持っていってください。山小屋はお菓子も飲み物も高額ですから。
カップ麺は500円!

ペットボトルも500円!!!

ちなみにあの実験をやってみました(笑)
地上ではこんな感じの袋ですが…

富士山ではパンパンでした!
写真では分かりにくいかな?

備品は少しだけ販売されています。

1時間後くらいに食事の案内がされました。
大広間に用意されていて、テーブルの間隔は広く開いていました。
メニューは味噌けんちん汁定食です。
味噌けんちん汁・ご飯・鶏つくね・漬物・羊羹・お茶です。
疲れた体に染みる美味しさで、感動しました。
あの美味しさは登山した人にしか分からないのでしょう。

食事後は身支度を整えて就寝しました。
時間は18:00くらいだったと思います。

深夜の登山とご来光

23:30に起床し、30分で用意して出発しました。
もう少しゆっくりでもよかったのですが、頂上付近は渋滞することもあるそうなので早めに出発です。

外に出ると興奮するほどの星空で、天の川もはっきり見えます。
夜景も綺麗で、東京の夜景まで見ることができました。

深夜の登山はヘッドライトが必須です。
昼間は子供や高齢の方もいましたが、深夜の登山にはいませんでした。
画像は昼間ですが、このようにロッククライミングのような危険な場所もあるので注意してください。

頂上まではかなり距離があるので、もっと上の山小屋にすれば良かったかなと思いました(笑)
とはいえ3.5時間くらいの登山なので、気合で行けると思います。
夜の登山は非常に寒いです。防寒着や手袋はしっかり持っていきましょう。

頂上まで到着すると既に多くの人がいました。
これで通常の2割と考えると、普段はかなり密集するようです。
40分程待つと…

ご来光だー!!!

無事に見ることができました。
達成感と感動で来てよかったなと本気で思いましたが、この後下山かぁ…という絶望感もありました(笑)
ディズニーシーのセンターオブジアースのように列車に乗って下山できたら幸せなのですが…

富士山の頂上の自動販売機はこんな感じです。
普段160円で飲めていることがありがたく感じますね。

下山(絶望)

さあ、下山が始まりました!
初心者の私からすると、下山は登りより楽だろうと思っていましたが、それは大きな間違いでした。
登りより下山のほうがキツイというのは、登山界隈では常識のようですが、富士山ではより顕著に感じると思います。
理由は、地面が砂場のようになっているからです。
滑り落ちそうになるので、常に踏ん張らなくてはなりません。
想像の5倍はキツイと思います。覚悟しましょう。

少しづつ寒さが緩和されるので、それだけが救いです(笑)
正直、頂上に着いた達成感より下山が終わった達成感のほうが何倍も上でした。
もう一生登らないと神に誓ったのですが、今はもうまたいつか登りたいなって思っています(笑)

雲の上なので、雲海が見えたり景色は綺麗です。
楽しむ余裕はありませんでした。

こうやって見返すと綺麗なんですけどねぇ…
地獄のようでした。

ちなみに、どうやって富士山の頂上に飲み物や食材を運んでいるのか不思議に思っていましたが。
こうやって下山道を使って特殊車両で運んでいるそうです。

まとめ

いかがでしたか???
富士登山は本当に大変ですが、一生に一度は登ったほうが良いと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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